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"世界で最も高貴な色"といわれ、希少なゆえに非常に高価で、帝王や貴族の式服にしか用いられず権威の証でもあったことから「帝王紫」とか「クレオパトラの紫」といった言葉が使われていました。この紫も東ローマ帝国の滅亡と共に滅びたとされるまさに"幻の色"。
染織家秋山眞和は、有明海のアカニシ貝からこの染料が採れることを知り、独自の方法で抽出に成功しました。270個の貝からわずか一グラムの染料しか採れない貴重なもので、地中海地方では"チリアンパープル"と呼ばれています。